あなたのハウスメーカー選びの基準は何でしょうか?
ハウスメーカーを選ぶとき、坪単価を基準に探す人も多いと思うのですが、坪単価だけでハウスメーカーを決めるととても危険です。
ここに資金計画が狂ってしまう罠があります。
今回は、坪単価でハウスメーカーを選ぶのが危険な理由をご紹介します。
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坪単価が安い=安く買える家ではない
坪単価を基準にして建物を購入するとして、あなたはキッチン、お風呂、トイレなど、どんな設備が「標準仕様」で付いているか分かりますか?
実はこれ、ハウスメーカーによって様々なんです。
ひどいと標準仕様にお風呂やキッチンが入っていない所もあるとか…
これが坪単価でハウスメーカーを選んではいけない理由です。
標準仕様の内容の確認は必須
例えば、坪単価45万の家で、キッチンもお風呂もないハウスメーカーと、坪単価が47万だけどキッチンもお風呂もあるハウスメーカーはどちらがお得でしょうか?
もちろん後者ですよね。坪単価が安くても、安く家を購入できるというわけではないのです。
家を購入するときは、契約をする前に必ず標準仕様で付随するものを確認しましょう。
標準仕様だけでは生活できない!
「うちは坪単価だけで生活できる家が建ちますよ!」
標準仕様を言うのが面倒なのか、ハウスメーカーの営業マンに聞くとこんな大雑把な言葉で逃げられたりする事もあります。
その言葉を信じて自分で勝手な解釈をしてはいけません。
面倒でも何が付くのか、足りないのかを確認しましょう。
恐らく、どのハウスメーカーで購入しても、坪単価だけで不自由のない生活ができる家は作れません。
以下の点を確認すると、絶対に足りない物が出てきます。
・シャッターは1階2階に付くのか?
・網戸は全ての窓に付くのか?
・カーテンレールとカーテンは付くのか?
・収納を作った時に収納棚や服をかけるパイプは付くのか?
・コンセントは各部屋に何個付くのか?
・照明は付くのか?
・下駄箱は付くのか?
これらは生活をする上では確実に必要です。
坪単価だけで生活できると言っているのにこれらが無いのは困りますね。
しかし、これら全てが標準仕様で付くハウスメーカーは無いと思った方が良いのです。
無知で資金計画が狂う
何度も言いますが、家を購入するときは、標準仕様では必ず足りない物があると思っておいてください。
標準仕様が悪いハウスメーカーは悪ではない!
でも、これらが無いから悪いハウスメーカーというわけではありません。
ハウスメーカーとしては、あなただけでなく多くのお客さんに満足してもらうことを考えて値段と標準仕様を決めています。
全ての人が満足する仕様にしたら当然値段も高くなるので、柔軟に対応するために敢えて無くしているものもあるのです。
そのため、大抵どれか足りないのが普通です。
大事なのは契約する前に何が無いかを知っておくことです。
資金計画が狂ってもそれはあなたの責任になる
初めて家を購入する私たちにすれば、坪単価だけで生活できる家が作れると言われたら上記の物は入っていると思ってしまいます。
そうすると、当然資金計画を立てるときにも上記の物を入れないで考えてしまいます。
その結果、後から追加資金が必要になり予算が大幅に狂い、住宅ローンが高額になってしまうのです。
何が付いていて何が付いていないかは聞かないと誰も教えてくれません。
自分の無知で資金計画が狂ったらそれはあなたの責任です。
そうなってしまわないように確実に何が入っているのかは確認するようにしましょう。
坪単価は参考程度に
家の購入において、坪単価は参考程度の数字と考えるようにしましょう。
良い素材を使っているのに坪単価が安いハウスメーカーは確実に何かが足りません。
そういうハウスメーカーで家を購入すると、建設期間中に足りないものに気づき、多くの追加資金が必要になるかもしれません。
逆に坪単価が高くても、あなたが望む設備がちゃんと付いていて、最初の見積もりと最後の支払額に差がないハウスメーカーならば、建設中に資金に気を回すことなく安心して完成を待つことができます。
坪単価は確かにハウスメーカーを比べるときに分かりやすい基準になりますが、その値段に騙されてはいけません。
見積もりの段階で最終支払金額はどっちが高くなるのかをしっかり検討するようにしましょう。