間取りの注意点

注文住宅で後悔しないための間取りの細かい注意点4選

家を買うなら一度は憧れる注文住宅。そんな注文住宅でも、実は新築後に後悔をする人は沢山います。

その原因は間取りです。
自分たちで良かれと思って考えた間取りは実は使いにくかった。
そんなことが大いにあり得るのです。

せっかの注文住宅。絶対に後悔はしたくないですよね。
後悔しないためには、私たちが普段、気にもしない様々な所に注意しなくてはいけません。
今回は注文住宅で後悔しないために知っておくべき注意点をご紹介します。


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1. リビングは特に後悔が多い!

まずはリビングです。
リビングは家の中で一番滞在率が高い空間です。それゆえに一番後悔も多いポイントになります。リビングを考える時は少なくとも以下の3点は注意してください。

  1. リビングの広さ
  2. 吹き抜け
  3. リビング階段

もう少し詳しくお話しします。

#1.リビングの広さ

あなたはリビングの広さを設計図だけで考えていませんか?
設計図を見ただけでは実際の広さはわからないものです。
また、必要な家具を置いたら思った以上に狭くなったと後悔することも十分にあり得ます。

とはいえ、なかなか大きさを体感するのも難しいですよね。そういう時は正確に計算した縮尺図を書き、そこに人と家具を配置してみるとよくわかりますよ。

▼こちらで詳しく解説▼

[rcmd title="合わせて読みたい"]リビングの間取り、何畳あれば快適?設計する時はここに要注意![/rcmd]

#2.吹き抜けは危険

次の注意点はリビングの吹き抜けです。
モデルルームでよく見る吹き抜けのリビング。あなたは本当にその空間に数十年と住めますか?

広い部屋というのは、開放感はありますが以外と落ち着かないものです。
リビングは一番落ち着きたい空間ですよね。
そんな場所ではお洒落さよりも快適さを重視するべきです。

また、吹き抜けにするとエアコンの効率が悪くなり電気代も高くなります。
吹き抜けがあるリビングは空気の流れを気にしないと、二階に暑い空気が溜まり冬でも常夏のような暑さになったり、肝心のリビングが冬に寒く、夏は暑い部屋になってしまうこともあり得ます。

▼吹き抜けの失敗談を読もう▼

[rcmd title="合わせて読みたい"]体験談から学ぼう!吹き抜けリビングの失敗談[/rcmd]

吹き抜けにはさらに問題点があります。それは照明の位置です。
照明を低いところに集めると、夜に吹き抜け部分が暗くなり、薄気味悪くなる可能性があります。

また、明るさを求めて吹き抜け上部にも照明を置くと高すぎて電球の交換をするのが一苦労な作りになってしまいます。
また、天井にシーリングファンなどのインテリアをつけたとき、それらの掃除もかなり大変です。

このように吹き抜けはお洒落さの裏に様々な問題がある間取りであることを忘れてはいけません。

#3.リビング階段

最近主流のリビング階段も少しだけ注意が必要です。それは光熱費の問題です。光熱費は実際に住んでからでないとわかりません。それゆえに後悔しやすい注意点になります。

リビング階段は吹き抜けに近い構造になります。
暖かい空気は上に向かうので冬場にエアコンの効きが悪くなる可能性があります。

また、逆に冬に二階から冷たい空気が入り込む可能性もあります。
階段の入り口に扉を付けて階段と部屋を切り離す工夫をするとリビング階段の良さを活かしつつ光熱費の節約にもつながります。

▼こちらも失敗談あり!▼

[rcmd title="合わせて読みたい"]リビング階段の失敗談、絶対に知っておくべき注意点とは?[/rcmd]

2. 窓で後悔しないための注意点とは?

間取りを考えるとき、窓については特に気にしないかもしれませんが、窓も考えておかないと後悔してしまう可能性があります。

#1.窓の位置

各部屋の窓の位置なんて特に気にしないかもしれませんが、これも注意しないといけません。

例えば、隣家の窓とあなたの家の窓がちょうど向かい合わせだったらどうでしょうか?
これではカーテンが無ければお互いに家の中が丸見え、窓を開ければ声は筒抜けになってしまいます。カーテンも窓もを常に閉めておかないと落ち着かない、使えない窓になってしまいます。

隣家が同じハウスメーカーで作っているのであれば、隣家の窓の位置を事前に確認してもらう、すでに建っているのであれば意図的に窓が隣り合わせになるのを避けた方が無駄に気を使わずに済み、ご近所トラブルも防げるでしょう。

#2.隣家の匂いと窓の関係

窓はまだ後悔する可能性がある注意点があります。それは匂いです。

隣家の換気扇の吹き出し口はどこでしょうか?
その付近に窓があると、窓を開けた時に隣家の料理の匂いが全て入ってくる恐れがあります。

料理の匂いくらい大丈夫と思ってしまうかもしれませんが、自分の作る料理なら我慢できても他人の家の匂いだと思うと我慢できないものです。長く住む上ではこんな小さなことに気を使うこともとても大切です。

3. トイレも気をつけて!

普段当たり前のように使っているトイレも配置次第ではすごく後悔してしまうことになります。
トイレの位置は特に要注意です。

#1.トイレにいるのがわかる位置

一番注意したいのが、トイレに行っていることが丸わかりになる場所にトイレを設置しないということです。

気の利かない居酒屋でよくある間取りなのですが、席の真横にトイレがあるとどうでしょうか?
人の目が気になって入りにくいですよね。

これと同じことが家の間取りでも起こる可能性があります。
それはリビングの中にトイレのドアを設置することです。
リビングを極力広くしようとしたり、廊下を無くそうとするとこんな間取りが出来上がります。

これだとトイレの音も臭いも気になるし、

そこに行く=トイレにいる

ということが丸わかりになってしまいます。特に女性は嫌ですよね。

#2.来客時にトイレにいけない

もう1つは玄関からトイレの出入りが丸見えになる位置です。
玄関先での来客というのは生活をしていると思った以上に多いものです。

玄関から見える位置にトイレがあると、玄関にお客さんがいる時にトイレに行くことができません。
例えば訪問セールスで話し込まれている時ですね。

トイレはできるなら奥まった位置で、お風呂や洗面所の近くに配置し、トイレへ行ったことがわかりにくくなるようにしてあげたほうが使い勝手は良いでしょう。

4. 洗面所を便利にするコツ

洗面所は、脱衣所も兼ねてお風呂に隣接させると思いますが、洗面所は、収納の位置次第で便利にも不便にもなります。

#1.収納はお風呂の近くが便利

お風呂から出たときはまずタオルで体を拭きますよね。
そのとき、お風呂の入り口から手が届く位置に収納があれば、床を濡らすことなくタオルや下着をスムーズに取り出せます。
収納がお風呂の入り口から遠い位置にあると、濡れた体で洗面所を歩きまわることになるので床が水浸しになってしまいます。

タオル置き場を作ることで対策もできますが、物はできるだけ置かない方がすっきりとキレイに見えますよね。
収納の配置次第でタオル置き場を作る必要も無くなり、便利で省スペースにもなるのです。

#2.トイレに直通する扉は便利

また、洗面所からトイレに直通する扉を付けるのも便利です。
小さいお子さんがいる家庭だとお風呂の前やお風呂の最中ですらトイレに行くこともありますよね。
洗面所がトイレと繋がっていれば、服を脱いだ後でも気軽にトイレに行けるし、お風呂に入っている最中でも床を極力濡らすことなくトイレに行けます。

注文住宅で後悔しないために

注文住宅は、住み始めた後に後悔することが多々あります。
建売住宅とは違い、間取りを素人である私たちで考えているので尚更です。

私が思うに、失敗しないためは専門家のアドバイスをちゃんと聞いたほうがよいと思います。
多くの家に携わっている専門家は便利な間取りと不便な間取りがよくわかっているからです。

しかし、専門家にも得意、不得意な分野があります。
これはハウスメーカーにそれぞれ特徴があるということからも分かるかと思います。

専門家に意見を聞いたら実は不得意分野でした、なんてことは避けたいですよね。
できれば多くの専門家に意見を聞いて、一番自分の理想に近い家を建ててくれるところに頼みたいものです。

そんな時は「みんなの新築計画」というサービスを利用すると良いですよ。
こちらのサービスです。

みんなの新築計画

このサービスは、簡単に言うと、窓口担当者が一人付いてくれて多くのハウスメーカーとあなたの中間に立ってやり取りをしてくれるサービスです。東京、神奈川、千葉、埼玉がサービス圏内なのですがとても便利なサービスです。細かいことは追伸で書かせていただきますね。

建売住宅はヒントがたくさんある!

また可能なら何軒かは建売住宅を見学したほうがいいと思います。

建売住宅は、万人受けする間取りを作っています。
よく注意をして何軒か見学すると、どこの家でも守られている共通点が見つかると思います。
それを見つけ、なぜそうしているかを考えたり聞いてみてください。そうすれば後悔しないための間取りを作る助けになると思います。

普段の生活の中にもヒントや気づきはある!

あなたの今、住んでいる家の間取りにもヒントがたくさんあります。
あなたが生活するなかで、便利な点と不便な点を普段から意識して探してみてください。

私たちは基本的に生涯で一度しか家を買いません。そんな中で自分の知識だけで完璧なものを作ろうなんて無理な話です。
あなたにとって理想の間取りがあるのは分かりますが、それが必ずしも便利で完璧な間取りとは限りません。
多くの先人の知識も加え、後悔しない良い間取りを完成させてくださいね。

追伸 : みんなの新築計画について

追伸まで読んでいただきありがとうございます。最後に先ほどチラッと話したみんなの新築計画を簡単にご紹介します。

みんなの新築計画は、注文住宅の作成を総合的にサポートしてくれるサービスです。窓口担当者が一人つき、土地探しから家作りまで、不動産業社やハウスメーカーとの間に立ってあなたの家作りをトータルでサポートしてくれます。

基本的にハウスメーカーは一社では決めないですよね。自分の理想を伝え、その理想を一番良い形で実現してくれるところを選ぶことになります。個人で複数社のハウスメーカーとやりとりをすると、売り込みの電話を多数受けるし、相見積りをする時に何度も同じことを言わなくてはいけません。また、最終的には一つのハウスメーカーに絞ることになるので見積もりをした分だけお断りをしないといけません。これらの対応が時間的、体力的、そして、精神的にとても辛いのです。

みんなの新築計画は、そういった煩わしいことを全て担当窓口の方が受け持ってくれるサービスです。つまり、あなたが家作りに集中できるようサポートしてくれるのです。

東京、神奈川、千葉、埼玉という限られたエリアでしか展開されていないサービスですが、あなたがそのエリアで家を建てる予定ならぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

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↑ 料金は無料です。一度、問い合わせてみると良いと思いますよ。

磐田 隆行

住宅ローンアドバイザー、FP3級。 家を建てた時、家作りの難しさを体感。自分の失敗や経験を元に家作りに必要な情報をお届けしたいと思いブログを立ち上げました。特に資金計画の難しさを実感したので住宅ローンアドバイザーの資格を取得。今もなお勉強中です。

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