間取りの注意点

あなたの家の間取りは大丈夫?間取りと家具の大事な関係とは

間取りを考えるのは注文住宅の醍醐味です。間取りを考えている時間は楽しいですよね。

でも、間取りは、何も考えず自分の好き勝手に部屋を配置しているだけでは住みやすい家にはなりません。特に家具との関係はとても大事です。ここでは、間取りと家具の関係から注意しておくべき点をご紹介します。

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家具は配置してみないと分からない

間取りを考えるときは、家具を考慮して考えましょう。当たり前のことなのですが、これは意外と忘れがちになってしまうので注意が必要です。

家具といってもいろいろありますよね。テレビ台、机、タンス、ソファなど。まずは今あなたの家にある家具で新居に持っていく家具と捨ててしまう家具を把握しましょう。 そして持っていく家具の大きさを全て計り、あなたが考えた間取りの図面に配置してみましょう。

家具がおけなくなる間取りは多い

図面上に家具を配置してみると色々なことがわかります。実は大きさが合わず、窓を塞いでしまうとか机は置けてもソファが置けないとか。そうなってしまったらせっかく自分たちで考えた間取りも台無しです。そうならないためにも家具ありきの間取りを考える必要があるのです。

人間が歩ける幅は確保する

当たり前ですが家具が配置できても使えなければ意味がありません。
この例でよくあるのは、ダイニングテーブルの後ろに収納を置いたらダイニングテーブルに座れなくなるとか収納が開けなくなるなどの問題です。

また、リビングが狭くて、ダイニングテーブルに人が座っていると、人が後ろを通れないこともよくあります。人の横幅はだいたい40cmくらいです。ちょっと余裕をもって考えても、60cmくらいあれば通行できるでしょう。この幅が確保できていますか?

もう一つよく起こりうる問題は、家具を置いたためにコンセントが使えなくなる問題です。コンセントの配置も家具の設置場所を考慮して決めたいものです。

配送の事も考える

最後に、忘れてはならないのが配送の問題です。例えばリビングを二階に配置すると多くの家具を二階に運ばなければいけなくなります。2階に寝室があればベッドも2階まで運ばないといけません。その時に家具が廊下を通れない問題が出てきます。

ある程度なら配送屋が無理やり運んでくれますが、大きな物をたくさん運ぶとなると、新居を傷つけられる可能性は高くなります。また、クレーンで持ち上げて配送すると配送代が高くついてしまう恐れもあります。

配送が引っ越しの1回のみならいいのですが、家具を買い替えるたびにそのような問題が出てくると家具を購入するのもためらってしまいますよね。廊下や階段は少なからず配送も考慮して設計できればベストです。

まとめ

家に家具は必ず付き物です。間取りを考える時は家具を入れることを前提に設計すると後々住みやすい素敵な間取りができるでしょう。

磐田 隆行

住宅ローンアドバイザー、FP3級。 家を建てた時、家作りの難しさを体感。自分の失敗や経験を元に家作りに必要な情報をお届けしたいと思いブログを立ち上げました。特に資金計画の難しさを実感したので住宅ローンアドバイザーの資格を取得。今もなお勉強中です。

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