間取りの注意点

家を購入するときのお風呂選びの注意点。本当に快適なお風呂とは?

お風呂は1日の疲れを癒す大切な場所。あなたも家を購入するならお風呂は特にこだわりたい場所なのではないでしょうか?

しかし、こだわりたいからといって、自分の好みだけでお風呂を選んでしまうと、使いにくいお風呂になる可能性もあります。今回はお風呂を選ぶときの注意点をご紹介します。

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白い風呂釜は汚れが目立つ

あなたは普段からお風呂掃除を頻繁にしますか?

もしするのならすでにお気づきかもしれませんが、白い風呂釜は汚れが目立ちます。そのなかでも特に気をつけてほしいのは、緑青と呼ばれる風呂釜が青くなる汚れです。

これは水のなかに含まれる銅の成分が風呂釜に付着して起こるのですが、この汚れがなかなか落ちません。

青くなった風呂釜でお風呂に入るのはあんまり気持ちがいいものではないですよね。

「湯垢分解」という洗剤で磨けばそこそこ落ちるという話ですが、掃除の手間を減らしたいなら白ではなく水色などの汚れが目立たない色にした方が良いでしょう。


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壁の色を選ぶときは水垢に要注意

お風呂を選ぶときは、壁の色もこだわりポイントです。

清潔間を出すなら白、高級感を出すなら黒が良いでしょうか。しかし、壁の色も選択を間違えるとお風呂が汚く見えてしまう原因になります。

その色とは、焦げ茶や黒などの濃い色です。展示場などでサンプルを見ると、濃い色の壁はホテルのお風呂みたいに高級感があって良いのですが、しばらくすると水垢が目立つようになってきます。

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日本の水道水はカルキが入っているので、その成分が乾燥すると浮き出てシミができてしまうのです。これは水道水でお風呂を沸かす以上どうしようもありません。

対策方法としては、毎日壁まで掃除をして水垢が付かないように注意をするか、壁の色を白など水垢が目立たない色にするかです。

お風呂は一坪ほどの大きさしかありませんが、毎日壁まで掃除をするとなると大変ですよね。お風呂をきれいに見せたいのであれば、汚れが目立たない色を選ぶのは大事な注意点です。

風呂床にも汚れ防止対策を

風呂床もお風呂選びには大事な要素です。

風呂床も掃除を怠ると垢が出て足元がヌルヌルしてしまいます。そんなお風呂は快適ではありませんよね。

最近は汚れ防止機能がついた風呂床もあります。汚れ防止といっても完全に汚れないわけではありませんが、その機能があるか無いかで掃除のしやすさが変わってきます。

汚れ防止の風呂床にするには多少値段がかかりますが、頻繁に風呂床の掃除をすることを考えれば付ける価値はあると思います。

風呂床は保温性が高いものが良い

風呂床に関してもう一つ注意点があります。

それは風呂床の保温性です。保温性が高いかどうかでお風呂の快適さがかなり変わってきます。

寒い冬に保温機能がない風呂床を選ぶと、体を洗っているときに足がものすごく冷たくなり、冬のお風呂の辛さを感じることになります。

また、お風呂での死亡事故の原因の一つに、ヒートショック現象というものがあります。これは急激に冷えた風呂場に入ることによって起こるショック死で、年配の方に多い事故だそうです。

あなたの家族に年配の方がいるなら、事故をできるだけ防ぐためにも保温性のある風呂床や次に述べる浴室暖房を検討することをオススメします。

浴室暖房はあると便利?

浴室暖房は冬の風呂場には是非とも欲しい機能ですよね。あなたがお風呂に入る前に体を洗うのであれば、冬場のお風呂はけっこう辛いですよね。浴室暖房があれば、そんな冬場でも快適にお風呂に入ることができます。

また、先に述べたように冬の風呂場は急激な温度差によるヒートショック現象が起こる可能性があります。浴室暖房はただ快適にお風呂に入るだけでなく、お風呂が原因の事故を防ぐ助けにもなるのです。

ただ、浴室暖房は値段がすごく高いので予算を考えて検討する必要があります。

浴室乾燥のメリットとは?

浴室暖房を付けると浴室乾燥がついてくることもあります。この浴室乾燥、一見あまり必要なさそうな機能に思えますが、実はすごく便利な機能です。

まずは、お風呂の水垢防止に役に立ちます。

風呂場でよく目にする汚れにピンク汚れと呼ばれるものがあります。これは、お風呂を乾燥させずにほったらかしにしておくと発生しやすくなる垢です。

風呂釜は毎日洗うにしても、それ以外の風呂床や壁は毎日洗いませんよね。そういう部分にピンク汚れが着くと、先にも書いたように床がヌルヌルするし、壁に水垢がついて清潔間がなくなってしまいます。

入浴後に浴室乾燥を使うことで、これらの汚れが発生するのを抑えることができます。つまり、掃除の手間が省けるのです。

また、浴室乾燥は雨の日に洗濯物を乾かすの時にも役に立ちます。ジメジメした季節に洗濯物を部屋に干しておくと、乾きが悪く生乾きの臭いがすることも少なくありません。そんなときに浴室乾燥を使えば効果的に洗濯物を乾かすこともできます。

お風呂の快適さは使いやすさがあってこそ

私もそうだったのですが、お風呂を選ぶ時はつい見た目と豪華さを基準に選んでしまいがちです。誰しもが家を買うならホテルのように高級感があるお風呂を付けたいと思うものでしょう。

しかし、ホテルのお風呂が高級感があるように見えるのは、陰でメンテナンスをしてくれる人がいるからです。あなたの家にそんなお風呂を付けるとなれば、メンテナンスはあなたがしないといけません。それは大変ですよね。お風呂を快適な場所にするにはまずは使いやすさから考えてみてはいかかでしょうか。

磐田 隆行

住宅ローンアドバイザー、FP3級。 家を建てた時、家作りの難しさを体感。自分の失敗や経験を元に家作りに必要な情報をお届けしたいと思いブログを立ち上げました。特に資金計画の難しさを実感したので住宅ローンアドバイザーの資格を取得。今もなお勉強中です。

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